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今日のコトダマ
今日のコトダマ#93
近づきすぎると、苦しくなる。 離れすぎると、寂しくなる。 人との距離は、呼吸のように、近づいては離れる。 だから、踏み込みすぎない。 引きすぎない。 そのあいだで、関係は静かに巡っていく。 -
今日のコトダマ
今日のコトダマ#92
声が重なると、わかり合えた気がする。 だけど、同じ言葉でも、選び方ひとつで、少しずつズレていく。 それでも、受けとめる。 否定せず、反応せず。 わかるためではなく、離れないために。 -
今日のコトダマ
今日のコトダマ#91
どれだけ近づいても、その距離は、埋まらない。 それでも、誰かの隣に立とうとする。 同じ景色を見るためではなく、違うまま、隣にいられること。 あるとき、「綺麗」と声が重なる。 それは、めぐり合わせ。それが、仕合わせ。 -
今日のコトダマ
今日のコトダマ#90
どれだけ近づいても、すべては、わからない。 人は、それぞれ違う窓から、同じ景色を見ている。 その距離は、埋まらない。 それでも、人は誰かの隣に立つ。 孤独を抱えたまま。 -
今日のコトダマ
今日のコトダマ#89
わかり合えたと、思ったあとでも、すれ違いは起きる。 人は、それぞれ違う景色を、見ているから。 それでも、隣にいようとする。 すれ違いながら、また近づこうとする。 その繰り返しが、新しい関係をつくる。 期待に、囚われていたのかもしれない。 -
今日のコトダマ
今日のコトダマ#88
ほどけたとき、同じ出来事でも、違う意味が、見えてくる。 夕日に染まる、街のように。 あれほどの怒りも、少し遠くなる。 正しさではなく、違いとして見える。 そのとき、人との距離が、やわらぐ。 -
今日のコトダマ
今日のコトダマ#87
手放しても、脳裏に蘇る。 それは、まだ触れていない感情の、結び目のようなもの。 強く引くほど、固くなる。 だから、無理にほどこうとせず、 気づいたときに、その感情に触れ、そっとゆるめる。 やがて、自然にほどけていく。 -
今日のコトダマ
今日のコトダマ#86
怒りの執着が過ぎたあと、見えるものがある。 さっきの出来事も、少し違って見えてくる。 相手の問題かもしれない。あるいは、自分のこだわりかもしれない。 ふと、どうでもよくなる。 それでも、脳裏に残る。 そのたびに、手放していく。 -
今日のコトダマ
今日のコトダマ#85
怒りに、取り憑かれたとき、自分を取り戻す。 五感を使い、目の前のことを、ひとつずつ言葉にする。 右足、左足。木の葉が揺れる音。まぶしい空の青。雨の匂い。熱いスープ。 怒りから、今の現実に戻る。 -
今日のコトダマ
今日のコトダマ#84
怒りに、気づいたあとは、反応しないことを、少しずつ覚えていく。 最初は、難しい。取り憑かれることもある。 でも、繰り返すうちに、自分の言葉が育まれる。 それは、誰のものでもない。
